tkm's blog

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灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ

灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)


機を乗り越え、グリムガルへの帰還を果たしたハルヒロたちだったが、戻ってきた出口の先は人間族の勢力圏から遠く離れた土地だった。状況把握のため偵察に出たハルヒロとユメは、幸運にもクラン「暁連隊」に所属する有名パーティ“颱風”ロックスのメンバーと出会う。だが彼らはある目的を達成するためにオークや不死族の集団と戦闘状態にあった。助力を期待したハルヒロとユメだったが、逆に望まぬ戦いに巻き込まれ、残るランタ、メリイ、クザク、シホルたちも別行動を強いられてしまう。パーティがバラバラになり、かつてない苦境に立たされたハルヒロたちの行く末は―。
感想
カウントダウンが始まる。
3・2・1
即座にネットのページを更新する。日付は25日。
待ちに待ったグリムガルの発売日。
田舎民の僕は当然の如く当日に購入が出来ないってことは分かっている。
グリムガルは紙書籍で集めている。
だが、読みたい意欲がそれに負けることは無く、電子版とのダブル買いを決意する。
時刻は0時。電子版が配信される。
僕はすぐ購入しダウンロード。
そして、読む読む読む読む読む読む読む寝落ち読む読む読む読む………え?これで終わり?……………
物足りない。否、読み足りない。
ページという物量的にも、物語の中途半端な終わり方にも。
このタイミングで終わるとは……。
内容はグリムガルの中で僕の好みの展開尽くしというわけではなかったが、パーティーメンバーの成長、リーダーの大変さの実感。
実力の部分でハルヒロ達パーティーの未熟さとは少し違うんだが敵を前にした強いからこその対応だとか、敵にはまだまだ上がいて、それに対してハルヒロ達はどう対応出来るのかなど不安が浮き彫りになる。
次巻ではハルヒロたちのパーティーとして……ではなく仲間として試される巻になりそう。


※以下ネタバレあり


  • グリムガルへの帰還
無事グリムガルへと帰還したハルヒロパーティー。しかしそこは見慣れた場所ではなく、人間族の勢力圏から遠く離れた土地。霧が濃く出ていて遠くを見渡すことが出来ない。
ハルヒロは一人での探索を試みようとするがユメも一緒に行くと。それはやはり先ほどまで一度離れ離れになってしまったハルヒロを一人にさせたくない。そういうことだろう。たぶん。
そして待っても待ってもハルヒロ達は帰ってこない。ランタが二手に分けもう一方が待ち、もう一方が捜索しに行くという案を出し、前衛職のランタとクザクが分かれ、メリィはクザクとの気まずさからランタと組み、ハルヒロとユメ、ランタとメリィ、クザクとシホルという組み合わせが出来る。
そしてそれぞれがハプニングに巻き込まれる8巻。


  • 成長
今まで、このグリムガルという作品で数多くの戦いを繰り広げ、仲間の死など多くの悲しみを体感し、それでもゆっくりと自分たちのペースで進み成長してきたハルヒロたち。
敵を倒し、お金を作り、払ったお金でスキルを覚え戦い幅をもたせる。
ハルヒロは新しい領域に踏み込もうとしている雰囲気で各々も考え成長していく。
しかしそんな武力の面以外での成長。精神の成長。7巻も合わせ特にシホルの成長を感じる今巻だった。
仲間の死は誰もが等しく辛いものであるがそれでもシホルは精神の弱さから、マナトへの想いから、言うまでもなく、ホントに辛かったのであろう。
だからこそ出来たシホルの精神面での成長。
マナトに頼りすぎてしまいマナトを死なせてしまった。だからこそ、リーダーという大変なポジションにつくハルヒロの大変さを少しでも軽くしてあげたい。
モグゾーに頼り、モグゾーは仲間の為必死に体を張りタンクとして十二分の力を発揮し、死んでしまった。
だからこそ、クザクのモグゾーへの焦りの気持ちはわかるが、モグゾーのように死なせたくはない。焦らず落ち着いてやって欲しい。
想いを口に出す。「誰も死んでほしくない」から「誰も死なせたくないに」
シホル成長が特に際立っているように思う。

  • リーダー
今巻ではハルヒロ達の分裂。二人、二人、二人での行動。やはりそれでも大きく実感することはリーダーという存在の大切さ。リーダーに従う事の楽さ。
一人ならまだ楽だったのかもしれない。ただ、二人なら違う。行動の実行、それには常に仲間の死が伴う。いつもならハルヒロが指揮し、みんなそれに従い動く。しかし二人になることでハルヒロがいない組みもでき、なおかつ仲間のことを考え両者のどちらかがこれからの行動を決めなければいけない。
そのすべてに仲間の死が伴うかもしれない。その重圧。
わかっていたとしてもみんなが、ハルヒロのリーダーとしての大変さを体感し、ハルヒロの頑張りを理解する。ハルヒロの頑張りが認められるっていうのは読んでて大変嬉しいものだ。


  • メリィ     ランタ
メリィ・ランタじゃ、ちょっとランタのくせに近過ぎるから、あえて離しておきました!(キッパリ

前巻でようやくメリィとクザクの関係に白黒がはっきりし、読み手としてもすこしリラックスしながら読めた。もう少しハラハラしてもいいんやで(ドM読者
かと、言ってハルヒロとメリィの関係が深まるということもなく……。
今巻ではメリィが捕虜の身になることに。他の仲間のこともあり今すぐ救いにいきたいハルヒロだが、リーダーというポジションから足踏みしてしまう。
最後は自分の意志でメリィを救いにいく。救う瞬間がとても劇的な展開ではないのがいかにもハルヒロらしいというかなんというか。
そして、メリィが捕虜の身になっただけではなく、もう一つ大きなことはあって、ランタの裏切り。
メリィを救いその場から逃げようとしたところに敵の一派とランタが阻む。
その瞬間メリィの様子が一変したが、ランタてめえなんかしたのか?おいコラ。
殺意わくぞおい。
ハルヒロがメリィを助けるまで、メリィには何があったのか大変気になるところではある。

そしてランタの裏切り。自分の命が危険に晒され、だから寝返る。命あってこその人間だから、ランタのやる事も正しいように思う。しかし裏切ってからこそのランタはランタらしくて、ランタらしくない。
やる事はランタと全然違うのに、その行動が全て相手に嫌悪感を与えるというのはランタらしい不器用さか。
最後のシーン、ランタが寝返りハルヒロとともに敵を倒すという手段もあった気がするが、それはランタがそれでもタカサギに勝てないことを悟っているのか、それとも……メリィの身体に何かが施されているのか……。
次巻の発売まだですか??

前巻

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