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tkm's blog

ラノベ、漫画、小説の感想を書いたり、オススメをしたり、自己満足ブログ

99番目の吸血姫 ~最後の吸血鬼~

MF文庫J ライトノベル C評価


都市伝説が実体化した存在―『ロア』。高校生の少年、九十九仁はその中でも最強と名高い『吸血鬼のロア』である外見幼女、シルヴィアの封印を解いてしまい下僕(こいびと)になってしまう。そんなある日、仁の最愛の妹である時雨のお願いで、都市伝説「一人かくれんぼ」のロアを退治することになった仁。謎の転校生・綾瀬の手を借りて解決したものの、それは事件の影で暗躍する『最後の吸血鬼』との戦いの始まりでもあり…。サイトウケンジの愛と勇気と絶望のノンストップハーレム系都市伝説、再び開幕!
感想
うん。なかなか良かった。ちなみに言うとこの作品と関連があったらしい101番目の百物語については未読です。
最初は読んでてうーん、なんだかなぁ……と思ってたが終盤にかけて、あぁ、こんな展開になるなら序盤で微妙だなと思ったところもよく思えるなという感じ。
物語として良かったんじゃないかな。


※以下ネタバレ有り

 

  • 設定構成
都市伝説が実体化した存在『ロア』
吸血鬼のロアである外見幼女のシルヴィアの下僕となる主人公九十九仁。
少しだけ?と首を傾げるところはあったが設定は面白い。吸血鬼、口裂け女のロア。噂によって生まれたロアも居れば、噂によって人間からなったロアもいて、さらにロアの構築する世界。
良かった。
構成?としては初め短編の組み合わせかと。一人かくれんぼのロア、誘拐モールのロアと1つ1つ解決していき、では別のロアの話を解決しようと。
実際にはそんな感じだが、一人かくれんぼ、誘拐モールと解決させ、それが繋がり集大成となるラスト、吸血鬼のロア・黒の解決。
しっかりと全部が繋がっていて、最後の展開は面白かった。


  • 俺は、誰かがやりたいことがやれないのが一番嫌なんだよ
ここ…。いや、主人公として確かにこういうのはカッコ良いと思うが。
極端すぎるんだよな。ホント極端すぎた。

しかし、それがまぁラストの主人公のロアに繋がると考えると良かったなとは思う。感情移入・共感は無理だがただの作品として、物語としては良い。
主人公のロアはホントカッコ良かった!



  • 最後の吸血鬼
最後の吸血鬼の正体が分かった時からが本番。そこからが面白かった。まぁ、それまでの展開があった故だが。
予想外でした…。まぁ予想してなかったんですが。あそこまできて、主人公の今まであしらい方の雑さが影響するとは。シルヴィアのことが好きでシルヴィアのモノ九十九。それは変えられない。なら私がシルヴィアになれば良い。別人格での歪んだ感情。
存在が薄かったが、なるほど。妹。そういうことか。
しかし、物語の結末は全てが綺麗にハッピーエンドにはならなかったか。無理矢理にでも全員が幸せになる結末っていうのでも良かったが、こういうのも良かった。


  • 知らないが知っている。覚えてないが覚えている。
まさかまさか最後の最後でモブキャラだと思ってたやつに泣かされそうになるとは。
誰かは覚えてない、忘れた。でも、それでもいたような気がする。
周りから忘れられる。でも、確かに存在していた!
忘れても、今までの日常が、忘れさせない。
知らないが知っている。覚えてないが覚えている。そうそんな感じで。






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