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tkm's blog

ラノベ、漫画、小説の感想を書いたり、オススメをしたり、自己満足ブログ

下読み男子と投稿女子〜優しい空が見た、内気な海の話。

ライトノベル C評価 ファミ通文庫

中学の頃からラノベ新人賞の下読みをしている、青は、ある日応募原稿の中に同じクラスの氷ノ宮氷雪の作品を見つける。
"氷の淑女"と呼ばれる孤高の少女が書いているとは到底思えないような、フォント変えや、顔文字だらけのラノベを書いて投稿している。
何度も投稿し、一度も一次通過出来ず、評価シートのコメントに傷付いている氷雪。そんな彼女にひょんなことから、彼女の書いたラノベが一次通過をするためのアドバイスをすることになる。
ラノベを書いている氷雪には、ある一つの大きな障害があって………
下読み男子と投稿女子がおくる、青春創作ストーリー!

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面白く、そして勉強になる一冊だった。
下読みをしている青の本に対する感じ方ってのには考えさせられるものがある。どんな作品も全て面白い!、という青の読んだ時の感じ方。青の全て面白い、ってのは別に青の評価基準が低いというわけではなくて、その作品の良い部分によく着眼しているんだと思う。
こういうところが青のすごいところだと思うし、下読みならではなのかなとも考えれる。
こう言ってはなんだが、自分の場合お金を出して買い、その対価として娯楽というものを得るわけだから、前提条件として面白いというのが頭にあるわけで、どうしても悪い部分の方が意識がいってしまう。なので、自分で買って読むのと、下読みの仕事で読むのでは、その作品に対する感じ方も変わってくるのかなと思った。

閑話休題、青のアドバイスを受け、ちゃくちゃくと氷雪の作品が成長するにつれて、氷雪自身を成長していく様が大変良かった。
そして、伏線。大きな障害には理由があるとは思っていたが、その理由を知り思わず泣いてしまった。この不器用な感じとても好き。

野村美月さんの新作「SとSの不埒な同盟」が7月にダッシュエックス文庫から発売されるらしいのでこちらも楽しみ。



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